有床診療所、介護老人保健施設、グループホームをこの地域で運営する医療法人が、ケアハウスの認可を受けたのを機に、診療所の建替えと合わせ一体化した施設として、1階に地域交流スペース及び診療所、2階病棟19床(療養型7床)、3,4階にケアハウスを30室(15×2)、5階に職員住宅という複合用途の建物です。

  • 出入り口を分離する為、通り抜けの車路を設け、裏道と接続することで3方向の入口に対応させた計画としました。
  • 内視鏡検査を充実させた診療部門はX線諸室を道路側に配し機器搬入に対応させました。
  • 2-4階はコの字型中央吹抜けにより通風、採光と眺望に配慮した計画としました。
  • 南北に風の道を作る為廊下窓を持ち出し斜め窓とし、廊下に風が吹き抜けるようにしました。

診療所が併設されていることにより、ケアハウス入居者への24時間対応が可能となり、入居者の安全安心感を担保しています。1階交流スペースは地域への開放施設として、各種 交流に対応するとともにケアハウス入居者の交流にも利用しやすい計画としました。