障害者支援施設宰府園増築工事です。現況3,306㎡の宰府園の南側敷地6,066㎡を購入し、「さいふ」を皮切りに増築していく計画です。

1階は、現行通所30名+入所45名の施設を増設し、通所入所の分離と感染対策ができるようなゆとりを持たせた計画としました。
2階は、位置的に施設群の中央にあり、南側敷地と2階で連結することで入口から最短のアクセスとなるため、各種集会、研修室、利用者活動室、災害時避難所等多目的室としました。

増築計画全体の方針としては、低層木造建築とし、外観を統一しています。漆喰真壁をイメージとした緩勾配屋根で集落的ランドスケープをデザインしています。障がい者のストレスフリーのためには、気積の大きさと木使いの空間が効果的と実感しているが故です。