小名浜生協病院(53床)と塩屋崎生協病院(76床)とを統合した新病院(129床)と、外来機能としての診療所を当地に移転新築するものである。
プライマリーケア機能を重視し、外来・入院・在宅の機能的連携を図り、地域医療に貢献できる施設をつくることが病院スタッフ皆さんの考えであった。私共はその考えに共鳴し、建築を計画する上において次の基本方針を考えた。

  1. 医療上の目標に合致した効率性の高い施設づくり
  2. 利用者の視点からの施設づくり”居住性の重視”

「何かあったら先ずは診てもらおう」と気軽に来てもらえ、スタッフとのふれあいの中で信頼され、ゆったりと療養でき、利用しやすい施設になってほしい。そんな施設づくりを目指した。