石川県白山地域の中核となる公立松任石川中央病院の六回目の増築工事です。

医療を極めていくと、病気の治療はもちろんのこと、その前段階として予防医療も重要となってきます。健康的な生活を送れる期間を示す「健康寿命」をできるだけ平均寿命に近づけるために、医学的根拠に基づいた運動療法施設として、手狭になっていた総合健診センターを増築をすることで強化するとともに、健康増進のためのメディカル型ウェルネスクラブ(フィットネス)を設置し、地域住民の健康に貢献する施設となっています。

増築も六回になると、新築時の敷地内はめいっぱいとなり、今回は地域住民も利用する構内道路を挟んだ敷地に建設し、既存病院とは2階の渡り廊下で接続しています。

既存病院と2階でフラットに接続させたことにより、1階は潤沢な階高を確保できたことを生かし、天井の高い開放感のあるジムエリアとなっています。

2階の総合検診センターは、診療エリアとは雰囲気を変え、重厚で落ち着きのあるインテリアの中、ゆったりとくつろぎながら健康診断を受けることができます。