創刊120周年を迎えた東北最大の日刊紙「河北新報」のトップディーラーとして、市内に31店舗を展開する新聞販売・宅配・メール便等の事業を行う会社の支店の新築です。
敷地は市中心部に近い青葉山丘陵の尾根部分を通る、文教・商業等の施設が連なる幹線道路沿いに位置しています。
新聞配達の作業は、午前3時頃4,200部の朝刊が店着すると同時に始まります。前日に丁合した折込広告を熟練の手技で折り込み、他紙や逓送、別配を区分しながら、4時頃から出社する配達員に渡すため、迅速かつ正確に進められます。6時頃には配達が終了し、10時頃翌日分の折込広告が店着。折込丁合機で丁合作業が行われ、さらに午後3時頃の夕刊搬入・配達で一日の配達作業が完了となります。
建物の配置は配達作業の安全性と効率の向上を第一に、奥側に寄せてフロンテージに最大限の広さを確保しています。平面構成は、1階に配達作業室と事務室、2階に社宅(4戸)を配し、内装・備品配置等をご担当と詳細に打合せながらまとめました。施工面についても漏水・結露防止と維持管理の負荷低減の徹底を図っています。