院内保育室の建替えを機に病児・病後児保育室を併設した計画です。

院内保育室は、人数やシーンに応じて様々な使い方ができるよう、可動家具や開け放てる引戸で部屋を仕切っています。テラスは吹き抜けのある半屋外空間として設え、室内に光を導き入れると共に、多少の雨や日差しを気にせず過ごせるようにしました。

2階に設けた病児・病後児保育室は、病中または病気の回復期にある子供を一時的に保育する施設です。体調や年齢の異なる子供達がそれぞれ落ち着いて過ごせるよう、また感染対策上の配慮から、保育室は二室に分割することができるようにしました。独立した小部屋も二室備え、個別のケアができるようにしています。