1970年に日本初の重症心身障害児の通園施設として開設した太陽の家を含む5つの障害者関連施設の建替計画です。
太平洋を一望できる小高い丘「鳩ケ丘」にそれはあります。今まで3つの建物に分散して建っていたものを、1つの建物に集約することで、スタッフの連携や利用者の交流を促すことを意図しています。また、丘陵地の高低差を利用して1・2階とも接地させることで、アプローチしやすく、災害時も避難弱者である施設利用者が安全に素早く避難できる様に配慮しています。建て替え前は、道路と分断した形で施設が建っていましたが、今回の計画による造成で南面する市道から直接アプローチできるようにしました。道路に面して広がる交流広場や円筒形で象徴的な喫茶室を道路側に設け、地域との交流のしやすい開かれた施設を目指しています。