茨城県石岡市にある介護老人福祉施設(特養)既存60床に2ユニット20床を増築するというプロジェクトです。完成度の高い既存建築のデザインを尊重・踏襲しつつも、私たちが関わることでその価値を高めることを目標としました。

終の住まいとなることの多いこの施設での生活がより充実したものとなるように、①共用部分に周辺の豊かな自然を取り込むこと②個室~共用生活室を「個」と「共用」と二極と捉えるのではなく、多様な「場」を連続させることで選択肢を増やし豊かにすること③利用者の尊厳を守るために、最後まで排泄の自立を促すことを重要なテーマとして設計しました。